Magentoの商品の在庫管理をする機能は非常に高機能で、複雑なことも柔軟に実現することができます。
この記事では、ウェブサイト全体に対する共通の在庫設定について解説をいたします。
各商品ごとにここで設定した内容を上書きも可能です。
なお注意点ですが、商品の在庫設定の殆どの設定項目は「標準の設定」のスコープのみとなります。ストアビューは表示を変えるためだけに利用する用途のスコープですので、理にかなっています。

Magentoの在庫管理の各設定項目

Magentoの在庫設定を開くには、

    1. 管理画面を開き、「店舗」-「設定」を開きます。
    1. 「カタログ」-「在庫」を開きます。

各設定を変更するには、「システム設定値を使用」のチェックを外し保存してください。

ストックオプション

Magento 在庫 ストックオプション

Magento 在庫 ストックオプション

注文を受けると在庫を減らす。
この設定がYesの場合は、注文が入ると注文数分在庫数が減らされます。Noの場合には減りません。
注文がキャンセルされたときにはセット商品の状態を在庫ありにする
この設定がYesの場合は、注文をキャンセルすると、注文で抑えていた在庫が戻ります。Noの場合には戻りません。
在庫切れ商品を表示する
この設定がYesの場合は、商品の在庫がなくても商品一覧画面に表示されます。Noの場合には戻りません。よく設定を変えることがある箇所ですので、運営形態に合わせ検討してください。入荷予定が常にあるような勝因の場合は、Yesを設定することをおすすめします。
「X点在庫有り」と表記する閾値
この項目は数値で設定します。設定した数値を在庫数が下回ると、後◯個という形で表示されるようになります。急いで買わなければ無くなってしまうかもしれない、という心理的な訴求が可能な機能です。
店頭での在庫の在庫表示
この設定がYesの場合は、在庫の有り、無し、が商品画面に表示されます。Noの場合には表示されません。

商品在庫オプション

Magento 商品在庫オプション

Magento 商品在庫オプション

在庫管理
この設定がYesの場合には、商品の在庫を管理するという根本的な機能を有効化します。無在庫であったり、少なくなったら製造すればいい、またはそもそも在庫という概念がないという商品を取り扱う場合は、在庫を管理する必要がないため、Noの設定を選択します。
バックオーダー
バックオーダーとは在庫が0になった状態でも注文を受け取るという意味です。「在庫数0以下を許可する」を設定するとバックオーダーの注文受付が可能になります。「在庫数0以下を許可し、顧客に通知する」を設定すると、注文を行った際にさらにバックオーダーであることを顧客に通知します。「バックオーダーなし」の場合には、在庫が0になった時点で注文は受け付けません。このため入荷予定がない場合には、「バックオーダーなし」を選択することになります。
カートの中で許可する最大個数
カートに入れることが出来る数量の最大値を設定します。
在庫切れ限界値
通常在庫切れは0を設定しますが、それよりも多い数量の在庫数のときに在庫切れと表示したい場合、その数値を入力します。
カートの中で許可する最小個数
顧客グループごとにカートに入れられる数量の最小値を設定できます。BtoBなどであるロット以上でしか注文を受け付けない場合などに活用ができます。
これ以下の数量になれば通知
注文により在庫が減っていきますが、ある一定数量を割ったときに、通知を行いたい数量の数値を設定します。
個数の増分を許可する
この設定をYesにすると、例えば2個単位でしか購入できないといった事が可能になります。通常1個単位になっていますので、購入単位を数値で入力します。
返金時に在庫数を更新する
返金を行った場合に、手動で在庫に戻すか、自動で戻すかを設定します。標準設定ではNoになっているため、返金画面で手動で戻すことになります。商品が歳度販売できない状態で戻ってきた場合に在庫には戻さないことが多いと考えられますので、標準のNoの設定で利用されることがほとんどです。

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