Magentoのストア:配送について(タイトル)

Magentoは多様なオプションと機能を提供していますが、配送システムにおいても同様で、複数の配送方法の設定や、配送のルール設定、ラベル印刷や発送管理などもできます。
また、開発に優れている方であれば、拡張機能などを入れるなどをしてのカスタマイズも可能です。

配送機能は店舗の効率的な運営と顧客満足度の向上に大きく関連します。これらの機能を最大限に活用するために、配送設定をみて、理解していきましょう。

Magentoの配送機能設定

Magentoの配送機能設定は、管理画面から確認することができます。

Magentoの配送機能設定を開くには、
管理画面を開き、「店舗」-「設定」を開きます。
その中の「セールス」を選択してください。

配送に関する設定は以下の3つの項目になります。

  • 配送設定
  • マルチシッピング設定
  • 配送方法

上から順に説明していきます。

設定を変更するには、「システム値を使用」のチェックを外して変更した値を保存してください。

配送設定

ここでは、発送元と配送ポリシーパラメータの設定ができます。

Magentoのストア:配送について(操作説明1)

配送ポリシーでは、元々設定されていますが、ご自身でカスタムしたものを適用することができます。店舗によって運営が異なると思いますが、ご自身で設定を行いたい場合は、ぜひご活用ください。

Magentoのストア:配送について(操作説明2)

マルチシッピング設定

ここでは、商品の複数配送の設定が行えます。

Magentoのストア:配送について(操作説明3)

マルチシッピング機能では、顧客が1つの注文で複数の配送先に商品を送ることができます。この設定を許可することによって、お客様が注文した際に、複数の発送先を指定することができるようになります。

配送方法

ここでは、配送方法の設定ができます。
配送に関する細かな設定を行いたい場合は、こちらの配送方法の設定をみてみましょう。

Magentoのストア:配送について(操作説明4)

配送方法では、以下の設定が行えます。

  • 定額
  • 送料無料
  • 料金表
  • 店頭引き取り
  • UPS
  • USPS
  • FedEx
  • DHL

以下で詳しくみていきましょう。

定額

定額

定額設定は、配送設定で特定の金額を設定することで、重さや発送先に関係なく、固定の金額を発送費用として請求することができます。この配送料金は、商品ごとまたは注文ごとに適用するかどうか選択することができます。

送料無料

送料無料

ここでは、配送時の送料を無料にする設定ができます。
いくつか方法がありますが、この設定を有効にすれば、送料無料の設定ができます。どの金額から送料無料になるかは、「最低注文金額」と「額に税を含む」の設定を行えば、最低注文金額の価格を満たしたお客様に対して、送料無料が表示されるようになります。

料金表

料金表

Magentoの配送設定では、料金表の設定があり、重量、価格、注文した個数に基づいて配送料を計算する方法になります。
料金表の作成は、この設定画面でも行えますが、あらかじめ作成してアップロードしておくことで、地域などの条件に応じた配送料を設定することができます。

料金表のサンプルをこの設定画面上で出すことができます。
まず、設定の左上にあるスコープ(ストアビュー)を変更します。

Magentoのストア:配送について(操作説明8)

変更すると、料金表の設定に「エクスポート」「インポート」の表示が出てきます。

Magentoのストア:配送について(操作説明9)

「csvでエクスポート」と押すと、csvファイルがダウンロードされます。

注意: Magentoでは文字コードとして世界標準のUTF-8を採用している一方で、MicrosoftのExcelではShift-JISが採用されています。このためExcelでCSVファイルを開くと文字化けが起こるため、UTF-8でそのまま編集が可能なLibireOfficeのご利用を推奨しています。

Magentoのストア:配送について(操作説明10)

ファイルを開くとこのようになりますが、コードなどの必要な情報を入力してアップロードをすると、設定した料金表に反映することができます。

設定の際の注意点ですが、日本の都道府県については、適用した日本語ロケールで用いられているリージョンコードに基づくため、入力する際はきちんと調べてから入力しましょう。

※ここでアスタリスク(*)と配送料金の適用範囲の制限について、サンプルのシートがアメリカを配送先とする場合の配送料金のみ表示しております。これは、他の国に対応する行がないためになります。ここについては、行を追加することで、顧客の発送先アドレスが米国である場合には米国基準の配送料金を、他の国の場合にはそれに応じた配送料金を使えるように設定することができます。

設定を行ったcsvファイルを設定画面から「インポート」でファイルをアップロードすると、設定した料金表に反映することができます。

店頭引き取り

店頭引き取り

ここでは、購入した商品を指定した店舗で引き取る際の設定をすることができます。
店舗でオンラインだけではなく、実店舗があり、そこでの引き取りを可能にしたい場合は、こちらの設定を利用してみるとよいでしょう。

UPS・USPS・FedEx・DHL

越境販売を行うケースで便利な設定項目です。
海外の配送会社ごとに設定することができます。
基本的な設定方法は配送設定と変わりませんが、利用する配送会社がある場合、各社のAPIキーを取得することで、契約に基づいた配送料金が適用され、配送ラベルの出力も可能です。
以下が設定画面になります。

UPS
UPS
USPS
USPS
FedEx
FedEx
DHL
DHL

まとめ

この記事では、Magentoの配送設定について解説しました。数ある店舗運営ができるツールの中でも料金表まで設定ができるので、効率的な配送管理をしたい方にとってはとても重要な機能になると思います。ぜひ活用してみてください。

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