
バックオーダーとは

バックオーダーとは、商品が売り切れや在庫不足のため、お客様の注文に対してすぐには発送できないものの、注文だけは受けつけることを指します。この場合、お客様は注文をおこなって商品が再入荷するまで待つか、注文をキャンセルするかを選ぶことができます。バックオーダーは、特に人気の高い商品や限定生産品でよく起こり、店舗にとっては需要予測や在庫管理の重要性を示す事例となります。また、長期のバックオーダーは顧客満足度の低下につながる可能性もあるため、注意が必要です。顧客満足度の向上に在庫管理・バックオーダーの管理は不可欠なのです。
ほかにもメーカーで受注生産の場合にも活用できます。
Magentoでは、一定の在庫数以下になったときに通知が来る機能など、在庫管理の設定も細かくできますが、今回はバックオーダーの設定を見ていきましょう。
Magentoのバックオーダー設定

Magentoのバックオーダー設定は、管理画面から確認することができます。
Magentoの在庫設定を開くには、
管理画面を開き、「店舗」-「設定」を開きます。
「カタログ」-「在庫管理」を開きます。
設定を変更するには、「システム値を使用」のチェックを外して変更した値を保存してください。

バックオーダー設定は商品在庫オプション内にあります。
バックオーダー設定は、以下の3つの項目から選択して設定することができます。
- バックオーダーなし
- 在庫数0以下を許可
- 在庫数0以下を許可し、顧客に通知
デフォルトの設定は「バックオーダーなし」になります。
「バックオーダーなし」の場合には、在庫が0になった時点で注文は受け付けません。このため入荷予定がない場合には、「バックオーダーなし」を選択することになります。
「在庫数0以下を許可する」を設定するとバックオーダーの注文受付が可能になります。「在庫数0以下を許可し、顧客に通知する」を設定すると、注文を行った際にさらにバックオーダーであることを顧客に通知することができます。
運営している店舗に合わせて設定していくとよいでしょう。
バックオーダーの設定変更での注意点としては、設定画面にも記載がある通り、変更する際は、カタログ全体に影響を及ぼすため、変更した際は設定が完了するまでに時間がかかります。バックオーダーの設定をしていなくて、急いで設定変更を行ってもすぐには反映しないため、余裕を持った設定変更を行うことをおすすめします。
まとめ

この記事では、Magentoの在庫管理内にあるバックオーダーの設定について解説しました。店舗運営にとって在庫管理はとても重要です。バックオーダーの設定が必要な場合はこちらの設定をぜひ活用してみてください。
バックオーダーの他に「プリオーダー」という考え方もあります。プリオーダーは、販売前の商品の注文を受け付ける販売手法です。この場合、初回生産ロットの数に限りがあることがおおく、注文の受付が可能な数量を制限する必要がありますが、Magentoの標準機能では、数量の制限がありません。
このためプリオーダーを受け付ける場合は、エクステンションを用いて簡単に実現する方法があります。
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