Magentoは言わずと知れた世界最大シェアのECサイト構築プラットフォームです。

それだけMagentoの周辺に様々な環境・立場の人が関わる状況にあり、その結果必然的に、似たような環境を利用しているユーザーが多く現れます。
例えばECサイトではMagentoを使用しているけどCRM(顧客管理)ではSalesforceを使用しているなどなど。

こういったユーザーそれぞれがシステム間の連携ブログラムを開発していた時代も過去はあったと思うのですが、他の誰かも絶対に同じ環境を使っているというケースにおいて、例えばSaleceforceとの連携においてはMagentoでは当然、双方間でデータを連携できるプログラムがサードパーティーで用意されています。

中堅規模以上の組織になってくると、スタンドアローンのECサイト単独では導入に踏み切れず、基幹の会計システムや在庫システム等の接続もつきまとうケースが多くあります。
通常は同期や非同期などの連携方式を設計の上で連携処理するバッチプログラムなどをスクラッチ開発しなければいけませんが、やはり世界で最もシェアの多いOpenERP(現Odoo)を採用すればやはりMagentoとの接続はエクステンションだけで解決してしまいます。

Magento、Salesforce、OpenERPといった各分野の王道を選択するということの一つの大きなメリットがこの例で理解いただけると思います。

基幹システムとして多く採用されるERPのパッケージは非常に高価である反面、OpenERPはMagentoと同様に無償で提供されるオープンソースであり、まだ日本国内での目立った実績はないものの、きちんと日本でも利用できるようにローカライズされており、それをサポート出来る企業も実際にある状況です。
会社の予算の組み方も当然あり、また資産として計上される費用のかかるものであるため、ECサイトの導入に合わせ同時にリプレースするという発想がそもそもないケースがほとんどですが、Magentoを軸にして将来的なシステムの構想を練ることで数千万クラスのERP導入が数百万ほどで済むことが可能になることが事実です。

CRMやERPとの統合の他に、実店舗で用いるPOSも簡単に連携が可能で、高価なPOS端末をご用意いただく必要もありません。
在庫管理においては入荷時にバーコードラベルを発行し、出庫時にバーコードリーダーで読み取るといったオペレーションもMagentoのデータベースだけで運用できるので、重複した内容のデータを持つ他システムのデータベースなども不要になります。
他にもAmazonやeBayと商品同期・在庫同期できるサードパーティもあり、海外向け販売にあたっての、モールでの販売と独自店舗での販売を非常に効率よく運営することが可能になります。

それではなぜECサイトを構築するといった場合により優れたものがあるにもかかわらず国産が採用され、またERPも同様に国産やスクラッチ開発などが採用されるのかは、これは提案するベンダー都合としか言い様が無いのかと思います。
弊社も後発でMagentoに取り組んでおりますが、先輩方や先輩企業様が日本語化し、また日本の決済代行会社様との連携モジュールを開発されるなどの上でようやく日本国内でも利用できる状況になったかと思いきや、いつでも日本のシェアの中でもNo.1を取れる位置にまで来ている状態です。
しかしそれがわかるのは弊社の様なMagentoを取り扱うベンダーのみであり、目立った大手採用事例もまだ無いことから、そもそも知られていない、名前くらいは聞いたことがあるということが、そもそも提案の舞台に上がることすら無いということなのだと思っています。

Magentoは欧米諸国などでは、HPを立ち上げるのであればWordPressが始めの選択肢となるのと同じくらい最初の選択肢としてあげられるソフトウェアです。
さらに日本国内のECを取り巻く環境に比べ欧米諸国は遥か先をいっており、Magento周辺にその技術や情報が集結しています。
例えばECで何かを売るといった場合に、Webサイトを通じて操作することが当たり前の様になっている日本の現状がありますが、海外ではモバイルアプリが注目を集めています。
弊社でもMagentoを用いることで簡単にECアプリを構築できるサービスを提供しておりますが、その考えにすら入っていないオーナー様が多いという印象です。

以上の様な環境をまとめて図にすると以下の様になります。

Magento ECシステム統合ソリューション

もちろんこの全てを一気に導入する必要はなく、すべて独立したパッケージソリューションですので、欲しい機能だけを選んで導入いただくことが可能です。
システムリプレースの必要性がある場合などご検討されてみてはいかがでしょうか。

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