Magento2.3.3になり、様々な革新的な新機能がリリース及びアップデートされました。

Magento 2.3.3の主な新機能とアップデート内容

Yotpo
https://www.yotpo.jp/
レビュー(クチコミ)やInstagramなどにアップされる写真を収集し、SNS連携,Google連携,SEO効果で、効果的に自社ECサイトの収益最大化が見込めます。
GraphQL
RESTful Web API(REST)の問題を解決するために誕生したWeb APIの規格のひとつ。データの形式のみ定義し、言語やデータを保存する方法には依存しないため、MySQLなどのRDBMSでもテキストでもデータ保存可能です。
Googleショッピング連係
Magentoの管理画面からGoogleショッピングへの広告出稿、管理が可能なツール
MagentoでGoogleショッピング広告を管理
Dotdigital
https://dotdigital.com/
オムニチャネルのMAプラットフォーム。
Amazon Pay
Amazon Payを利用するためモジュールをバンドル
Klarna
https://www.klarna.com/international/
スウェーデンの後払い決済サービス ただし日本法人は利用不可
Vertex
https://www.vertexinc.com/
売上と税務申告のPDF作成自動化ツール
Magento Shipping
Magentoが提供するグローバルな配送とフィルメントを行うサービス
Magento Business Intelligence
https://magento.com/products/business-intelligence
Magentoが提供するBIツール
PWA Studio 4.0.0
モバイルアプリのように動作するWeb技術
バージョン4.0.0リリースの詳細:https://github.com/magento/pwa-studio/releases
当社でもPWAのデモ環境を用意しています。MagentoのPWAは後述するヘッドレスアーキテクチャが採用されている関係で、Magento側に日本語ロケールを入れてもPWAが日本語化されることはありませんが、モバイル端末で見ていただくと、Webでありながらもモバイルアプリのような操作性が実現されていることはわかると思います。
Magento PWA 商品一覧

PWAをGraphQLで実現したヘッドレスアーキテクチャに注目

Magento 2.3.3のアップデート内容はどれも魅力的な新機能でYotpoやDotdigitalなども面白そうですが、MagentoがリリースしたPWAのソリューションは、同時リリースしたGraphQLを活用して動作するヘッドレスアーキテクチャであることは、今後のECのあり方そのものを変える重大な変化への対応であることに注目です。

これが何を意味するかというと、MagentoのPWAはMagentoのサーバーとは全く別のサーバで動作しMagento側に全く依存せずに、WebサーバとWebブラウザだけでPWAが単体で動作しており、商品や決済など必要な情報をGraphQLを使用した上でMagentoのサーバとやり取りします。
乱暴な言い方ですが、静的なHTMLにJavascriptを書けば、それだけでECのフロントエンドができてしまうということです。

MagentoはもともとREST APIでデータの入出力を行うことができていましたが、GraphQLをサポートしたことで、より簡単にMagentoに依存しないフロントエンド環境を実現することが可能になり、それをMagentoがPWAという形で実証したとも言えるでしょう。

つまりMagento以外のDrupalやSitecore、Adobe AEMなどのCMSでオンラインストアのフロントエンド画面を構築することも可能ですが、ここまで読み感のいい人は気付いたと思いますが、そもそもCMSやサーバーなども必須条件でなく、極端な話Javascriptが動作するデバイスであれば、何でもかんでもMagentoのサーバと商品や決済、顧客情報についての通信が可能になります。

すぐ近い将来、ECの形が変わり、例えば小さな機械や人型のロボットに話しかけるだけで物が買えるサービスを利用できるという、新しい購買体験をイメージできますが、それだけにとどまらず、従来のお店のPOSレジや新幹線の切符、映画館やコンサートのチケットなど、購買に関わる決済であれば、何でもかんでも1つのプラットフォームに集約することも可能にする技術は確立されたということでもあります。

Magentoのブログの記事でもヘッドレスアーキテクチャの未来が語られていますので英語にはなりますが、EC周辺の将来を知るためには読んでみる価値のある内容です。

まとめ

日本国内のベンダーが提供するECプラットフォームは、パッケージであれASPであれその大半はモノリシックな構造であるため、世の中がECがヘッドレスアーキテクチャに変わっていく中でも対応させることはできません。
今すぐヘッドレスアーキテクチャを応用した販売体験や環境の実現を行うことは必須でありませんが、これからECを運営する、またはリプレースをすると考えている場合には、ヘッドレスアーキテクチャに対応しているかどうかは、プラットフォーム選定基準での重要な項目一つになります。

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