Magento – MailChimp連携の概要

MailChimp logo

MailChimpをMagentoと連携することに関しての基本的な考え方は、各個人向けに必要な情報だけを、自動的にメール配信します。自動ですのでメルマガを書くこと自体の業務もそもそもゼロにもできますので、業務効率UPと同時に売上UPも可能です。

またMailChimpはステップメールという、例えば一つの購入アクションに対してタイミングをずらし、様々な内容のメールを送信することを代表例にした海外シェアの高いサービスになりますが、Magentoは同じく海外シェアの高いソフトウェアであるため、連携機能を特別に開発することなく、予めMailChimpより配布されている無償のエクステンションの導入によって容易に導入可能であることも特徴です。

また数多くのデザインもきれいなメールテンプレートが予め用意されており、ECサイトの標準で用意されたメールテンプレートをカスタマイズするよりも簡単にデザイン性の高いメールも用意できる他、メール配信対象者2,000名、及び配信メール数12,000件の範囲であれば無料でも利用できますので、規模によっては無料のままでも利用が出来、また導入効果次第ではやめる、追加費用を支払って本格活用するという選択の余地もあります。


MailChimpテンプレート編集画面

MailChimpの価格

詳細はMailChimpのサイトに記載がありますが、簡単に利用規模に応じた価格を記載します。

  • メール配信対象者2,000名、配信メール件数12,000件まで – 無料
  • メール配信対象者500名、配信メール件数無制限 – $10
  • メール配信対象者1,000名、配信メール件数無制限 – $15
  • メール配信対象者1,500名、配信メール件数無制限 – $20
  • メール配信対象者2,500名、配信メール件数無制限 – $25
  • それ以上の場合 – メール配信対象者数によって$5ずつアップ

もちろん無料プランとは機能的差異もあるので、詳細についてはMailChimpのサイトよりご確認ください。

MailChimpのECサイト専用トリガー

自動メールマーケティングは、メール配信するトリガーが重要になります。
紹介するMailchinpでは、ECサイト専用のトリガーが設けられており、以下のトリガーを元に、メール配信することになります。

  • 商品の購入
  • 設定した件数を超える注文を、設定した金額を超える注文
  • 商品ページから購入せず離脱した状態
  • カートに入れたものの商品を購入しない状態、いわゆるカート落ち
  • 長い間商品を購入していない状態

MailChimpのECサイト専用トリガー選択画面

MailChimpのアクション

ユーザーの行動をトリガーによって補足した場合に自動で実行される処理がアクションです。トリガーごとにアクションが異なるため説明します。

商品購入のアクションの例

通常の商品購入サンクスメールを送信
10日後に購入について伺うメールを送信しレビュー記入を促す
20日後におすすめの商品を紹介するメールを送信

特に最後に送信メールについては、商品が消耗品の場合にちょうど消費し切る頃に併せて、同じ内容の商品の購入を促すメールを送信すると大変効果があります。

設定した件数を超える注文、設定した金額を超える注文に対するアクションの例

多くの注文または購入金額の高い注文を行うユーザーは言うまでもなく有料なユーザーですが、このようなユーザーに対してのみ特別なセール商品などのメールを配信します。

商品ページから購入せず離脱した状態に対するアクションの例

商品ページにアクセスしたにもかかわらず購入しなかったユーザは、再訪して購入する可能性の高いユーザーです。そのようなユーザーに再訪を促します。また他のサイトなどで購入されず自らのサイトで購入していただくためにも効果の高いメール送信です。
この場合再訪を促すメール内に商品の紹介を載せる以外にも、例えば数日以内に購入すれば割引きになるクーポンコードなども添えてメール送信すれば購入が後押しされて効果絶大になります。

カートに入れたものの商品を購入しない状態、いわゆるカート落ちに対するアクションの例

商品ページに訪れるだけでなく、商品をカートに入れたユーザーは一度は購入しようとした可能性の高いユーザーです。カートに入った状態を補足して翌日などに購入を促すメールを、さらに割引クーポンコード付きで送信すると、高いレートのコンバージョンが期待できます。

長い間商品を購入していない状態

過去購入履歴があるもののしばらく購入がないユーザーは、サイトを信頼し一度は購入に至ったことがある有料なユーザーです。例えば最終購入から数ヶ月、半年後といったタイミングでメールを送信すると、大量に配信されて迷惑がられるメルマガとは異なり、メールが気になったユーザーに再訪を促すことが可能です。

数ヶ月、半年、1年も経過していると、取り扱っている商品や、ユーザーにとって更にメリットが有る形にサイトが変化していることも多くあります。
しかしこのような努力を行っても、再訪をしてくれなければ新規ユーザーや頻繁にリピート訪問してくれるユーザーだけにターゲットが絞られます。
過去購入したユーザーにも通知ができれば、より多くのユーザーにサイトの価値を広めることが可能になります。

まとめ

以上のようにMailChimpは最も簡単に自動化された、また各ユーザーごとに適切なメール送信を行うツールですが、さらにユーザの性別や年代、地域などの顧客セグメントによって配信内容を細かく変えたり、条件分岐を用いることも可能なよりリッチなサービスもありますが、こういった自動メール配信を適用されていない場合は、まずはMailChimpを導入し、効果を体感してからの次のステップとしてお考えいただくことをおすすめします。

Magento – MailChimp連携に関するお問い合わせ

Magento – MailChimp連携は、Magento1.x、Magento2.xのいずれでも実現が可能です。ご導入に関するご相談等は以下よりお問い合わせください。

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