
キャッシュとは?

キャッシュは、一時的にデータを保存する場所です。様々なデータの一時的なコピーがサーバー上に保存され、再度同じページにアクセスする際に高速に情報を表示できるようにする仕組みです。Magentoがウェブページとコンテンツを可能な限りスムーズに表示させ、顧客のユーザー体験を向上させるために、キャッシュは欠かせないものなのです。
具体的には、キャッシュによって、表示速度の高速化や帯域幅(通信ネットワークにおいて、一定時間内に特定の通信路を通過できるデータ量のこと)の節約をすることが可能となります。
キャッシュにより、同じデータに対するリクエストは既に保存されたデータから迅速に取得できるようになるため、ローディング時間が短縮されるほか、すでにダウンロードした内容がキャッシュされているため、ネットワーク帯域を節約でき、トラフィックのコスト削減やサーバーの負荷軽減につながります。
Webページの素材など(画像やスタイルシート等)がクライアント側(ユーザーのブラウザ)に保存されるブラウザキャッシュと、Webサーバー側に保存されるサーバーキャッシュがあります。サーバーキャッシュは、用いることでよくアクセスされるデータを一時的に保存してサーバーの応答速度を向上させることができます。
キャッシュの管理

Webサイトのキャッシュは適切に管理する必要があります。古い情報がキャッシュに残っていると、最新の内容が表示されない可能性があるためです。そのため、Webサイトの更新時にはキャッシュの削除や更新が重要です。
Magentoのキャッシュをクリアするにはまず、「システム」-「キャッシュ管理」のページを開きます。

キャッシュ管理のページに移動したら、「Magentoキャッシュをクリア」をクリックしてください。

これでキャッシュの削除は完了です。「Magentoのキャッシュストレージを更新しました」というメッセージが出てきていれば正常にキャッシュが削除できています。

また、キャッシュ管理画面の下までスクロールすると、「追加キャッシュ管理」があります。

ここでは、カタログ画像やJavaScript/CSS、静的ファイル等のキャッシュが行えるようになっています。場合によっては、これらの追加のキャッシュをクリアする必要があるかもしれませんが、通常は、Magentoの一般のキャッシュをクリアするだけで充分です。
まとめ

この記事では、Magentoにおけるキャッシュ管理についてご紹介しました。この記事が皆様のMagento快適利用の一助になれば幸いです。
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